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 はじめに

 自由主義経済における優れた企業経営を行なうには、
自らの事業を絶えず変化する経済環境に適応させるとともに、
常に競争相手が持たぬ市場に無い独自の顧客の欲する製品、サービスを先行開発し、
事業の持続的成長を図り、適正な利潤を確保し、
継続的に成長脱皮させることが必要です。

 企業においては基本となる経営戦略をはじめ、財務戦略、人事組織戦略、技術戦略、コスト戦略、
知的財産戦略、企業統治戦略、グローバル戦略等さまざまな戦略を駆使する必要がありますが、
中でも市場戦略、所謂マーケティング戦略は全社横断的経営戦略として、
企業に属すすべての階級、組織機能に理解浸透、実施展開を図ることが望ましい戦略です。

 市場戦略論では市場を新たに創造、育成し、顕在市場におけるリーダーシップの発揮を通じて、
その成果を自社繁栄の原資として獲得し、企業を持続的に成長発展させるための実効性の高い経営手法を
著者自身の現場経験を交えて一つ一つ検証していきます。

 21世紀を迎え、我が国の経済はグローバル化、情報化、地球環境の悪化, 資源エネルギー問題、
少子高齢化等、未曾有の環境激変に直面するとともに、国家財政の逼迫による社会保障制度の先行きや、
貧富格差の増大、犯罪の増加、資源エネルギーに始まる諸原料コストの高騰など、
多くの問題が暗い影を落としています。

 これら経営を取り巻く経済環境の大きなうねりや成熟経済の進展下、激しい市場競争のもとで、
理想的な企業経営を維持し、発展させるにはどのような戦略を立てて経営を進めるべきか
を検証するのが本書の狙いです。

 また企業にも、製造業、サービス業、小売業などさまざまな種類があり、多くの子会社を従える大企業から
中小企業や個人商店まで、そして創業間もないベンチャー企業から、長い歴史を持つ伝統産業まで、
さまざまな種類がありますが、それぞれに用いるべき普遍的な経営手法や戦略的手法を抽出して、
ビジネス第一線の現場における問題解決力の高揚に直結させたいと願っています。

 市場戦略は企業の戦略経営を支えるトップ・マネジメントは勿論、企業の意思決定に関わる
すべての戦略スタッフ必携のノウハウを鍛えるとともに、これから社会に巣立つ未来の戦士たちにとっても、
自らの困難を乗り越えていくためのビジネスマインドを学ぶ機会ともなるでしょう。

 本書を読んでいただいた皆様は"知識"として単にそれらを理解、習得するのみでなく、
自分自身が自己の経済基盤でもある企業を支え、その発展をリードする立場に立ち、課題を発見し、
それに向き合い、最善の意思決定を行い、行動する応用力、即ち市場戦略思考を体得し、磨いてください。

 私は皆様の自分自身の問題発見力、解決力強化の向上に、お役に立てればと心より願っています。


 2007年7月                             著者 しるす
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